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サクセスストーリー 後編

そんな、おかんのシャバシャバシャンプー方式で毎日のようにセットを繰り返していた。


今日も決まった。玄関を開け、学校へ向かう途中、先ほどセットを終えた髪型を、
自宅から約380m程の所にある、ロードミラーで確認する。
あんなに低く、ロードミラーが設置しているところは珍しい。しかも2基。


それぞれの角度で確認。うーん、今日も決まってる。

数日間繰り返してきた、ドライヤーの熱で、少々茶色に変化をしてきた色もまたグー。


学校につけばすぐにトイレの鏡で一応チェック。

自宅から高校までは自転車を一度こぎだしてやれば、ほぼこがなくても高校まで到着できる落差がある。


それほどの位置に我が家はあるのである。
そんな、下りで受ける風にも髪型はしっかりとしていた。

髪が伸びるにつれて、整髪料は増えていき、当然、洗い流さない分も増えていったであろう。
それでも、やめることなく日々を過ごしていた頃に事件は起こる。


朝の洗面所。

鏡に映った和真のヘアー、情けないようで、たくましくもある。 by globe

入学当時とは大きく違う、何となくボリューミーな頭。
そりゃそうだ。
整髪料が少し残ってるんだから。。。

大きく出っ張っているおでこは隠れている。


※ この件に関しては

→  ニックネームの件です。 を参照



長髪にして、髪を立たせて気付いたことが一つ

生え際より約4.7mm中向付近に1.3mm×8.5mmほどの傷がある。
前髪をかき分けて初めて気付いた傷だった。
髪の中に傷がある、ようはそこだけ毛がない状態。

あー小さな頃こけた時にできた傷だなと、その時に思った事はもう随分前の話。


いつものように、ムース&ジェルを手にとり、混ぜ合わせ、下を向きながら前髪に塗りたくり、
鏡を見て、さぁ~スタンドアップ!!


と、言わんばかりにコームで前髪を立ち上げ。

ぱっと見た、鏡に映る自分を見て
よーし、今日も頑張ろう~‼︎




…‼︎…⁈






二度見。





志村けん並の二度見。




おかしい。おかしい。












様子が違う。
何かが足りない、今日のセット。


どこか違う、どこが違う??
あまりにも24時間前と違う。


なぜ、なぜ?


原因究明に鏡に映る自分の前髪を確認する。
!(◎_◎;)





わかった‼︎




分かりたくもなかったが、24時間前と明らかに違う事に気付く。


広い。


明らかに広い。


でこが広い‼︎‼︎‼︎‼︎



え!なんで‼︎⁉︎


頭皮全体が後ろに少しずれた?

そんな訳ない…


しかも、、、
例の傷。

髪の中に発見された例の傷。

なんで見えてるん!!!


昨日まで髪の中やったやん!!



嘘のような本当の話。

髪の中にいた傷が丸見えに。



傷前方に陣取っていた髪達は戦に敗れたのかどこかに、、、、消え去ったってことだ。


想像するに、、、、

ここ数日続いた整髪料少し残しの策に、敗れたのであろう。。。

だとすれば、昨日のお風呂で、、、、排水口に。。。

まさかの事実に落胆し、その日以来、シャバシャバ洗髪はやめた。

と、同時に、前髪を立てるのをやめた。。


数日後、それでもと思い、ボリュームの無い前髪にそっとジェルを付けてみた。
ムースは無し。

ゆっくり立ち上げる髪、震える手。

鏡に映るおでこ。

最後に立てた日と同じく



広い。
あかん…


朝から付けたジェルを洗い流す。


当時我が家のお風呂にはお湯が出るシステムがなく、朝からお湯が出る場所と言えば台所の瞬間湯沸かし器のみ。

当時ポピュラーなものだったのか、謎ではあるが、ガスの元栓を口すっぱくおかんに閉めたかと言われた事を、一番覚えている。


そんなシンクの前で大きくなった体をねじ込むには少々腰に負担がかかり、嫌ではあったが、
変な頭で行く方が嫌であったのは確かであったのであろう。


やはりもう立てられない。


その日以来、今までお手本にしていた「ヘアカタログ」は
セットの仕方ではなく

「脱毛」

「頭皮のケア」

「正しいシャンプーの仕方」

といった、前編部にある色んなスタイルを紹介するカラーページではなく、モノクロなページを隅から隅まで読むこととなる。


当時、若かったせいか、頭皮の脂分がすごく、今思えば羨ましいが、当時としてはこの脂分が抜け毛の一番と考えた。
今思えば、正しくないシャンプーのせいだとは思うが。。。。

まずはシャンプーの仕方を学ぶ。


なになに(@_@;)?
頭皮の脂分は蒸しタオルで一旦汚れを浮かしてから、クシで汚れをさらに浮かし、お湯で流す。

その後、シャンプーを手に取り、お湯で薄めつつの頭皮全体になじませ、指の腹で頭皮をマッサージしつつ、けして爪は立てず。。。。





できるか!!!

と言いたい気持ちだったが、その通りの行動に出た。


蒸しタオル???
どこにある、、、それは。。。

なければつくらなければ。。。

蒸したタオル=熱いタオル。

それができるのは当時の家ではやはり

「台所」

鍋にお湯を沸かし、タオルをほりこむ。

沸騰した中からタオルを取り出すのは困難を極め、、、


火傷スレスレの熱熱タオルを頭に巻く。

んーーーーーー


汚れが浮いてる浮いてる浮いてる。。。

と言い聞かせ、お風呂へ行く。。


そんな日が数日続いた。

人間、勝手なもんで、それを続けると髪にいいことをしてると思い、その恩恵で髪が栄えて(生えて)来てるんじゃないかと錯覚を起こす。


久々にデコを上げてみる。
そしてゲージを使って以前と比べてみる。

ここでいうゲージとは何を隠そう、自分の右手の4本の指である。


4本の指を揃え、人差し指を一番生え際にあて、小指が眉毛のどの位置に接するかを見る、自分本意なゲージである。

あー小指が眉毛に当たるから機能と変わっていない、あー今日も大丈夫、あー今日も。。。。


と言いつつ、測るのは自分自身、少しはアドバンテージをつけてしまう。

大丈夫、一緒だ、

大丈夫、一緒だ、

大丈夫、一緒だ、。。。




いやー抜けてる感じがする。
見れば見るほど広くなっているようなおでこ。


※それを象徴するかのように、当時撮った写真で残っている写真はお風呂上がりに髪を書き上げている自撮りの写真が多数ある。。。


まだあかん気がする。抜けてる気がする。
どうにか失った髪を取り戻す方法は。。




そうだ!!!




と考えついた行動は、よく聞いたフレーズ。
「毛は剃ったら濃いくなる」

である。


そうか、その手があったか!!!とあえていまある、
当時ワサワサしていた部分に少し残る髪、及びうぶ毛を剃る行動にでる。


カミソリで丁寧に。。。。

剃ったといっても、生え際の前に残っている幅にして5mm位の部分であるが、それでもその部分が復活すれば

充分戦っていけるだけの髪を取り戻せる。


そんな期待をこめて剃った前髪は数日後。。。


見事になんの変化も起こすことなく、そのままをキープしていた。
何日経ってもそれは変化を起こさなかった。。。


前向きな行動が、ただ、よりデコを後退させただけの結果を生み出した。


神はいなかっった。
髪はもちろんいなかった。。


もうだめだ
毛ーダメだ。


そして

ついにまだ16歳の私は育毛トニックにまで手を出した。
おかんと一緒にトヨダに買い物。
買い物かごにさっと育毛トニックを入れる。


レジで膨れ上がった金額をみて、

「あんた何買ったんでー!」

とおかんに言われるも髪のためだと。。。言えず。。。。

そんな買い物が何回かあった。

何回かあったということは、それだけ、育毛トニックを使用したということだ。


それでも、、結果を期待している自分にとっては髪が生えてきてこそ「結果」であり、その失った髪たちが
戻ることは無かった。


長髪に憧れた日々、セットにこだわった日々、全てが脆くも崩れ去った時であった。
もーえーわ。

毛ーえーわ。


現状維持できればいいや。それでいいや。。。。

その頃からセットをすることはなく、学校へ行くように。

そんな時に救われたこと。


それは、月9のドラマ。

「君といた夏」

当時好きだったいしだ壱成が出ていたドラマ。

それを見て

「これだ!!!」
と。


テクノカットからもみあげを伸ばす時代に。
そんな感じだったのをよく覚えている。


それからというもの、現在に至るまでそのヘアスタイルが定着している。
ただのハゲ隠しと思いながら、ことのほかそのいしだ壱成のヘアスタイルが気に入った。

それが

etv19940722_0.jpg
この写真はちょっと長いけれど、、、

とにかく良かった。

しかも、それをセットするのはジェルでもムースでもなく、
そのドラマと同時期に発売された「ジェリングウォーター」

あれほど整髪料で失敗したのに、またも手を出したのだ。

なぜなら、いしだ壱成と「僕たちのドラマシリーズ 放課後」や「じゃじゃ馬ならし」で共演していた武田真治がCMしていた
ものだったから。

CMの決め台詞は

「ハードなくせして、しなやかだ」

使って納得、洗い流すのに簡単であるのに、ハードはあった。

それに付け加えて、そのCMの曲が、私のギターはじめるきっかけの人、教祖ともいえる布袋寅泰の「サレンダー」
気にならないわけがない。
※当時布袋さんはなぜこの曲がCMに起用されたのか疑問だったらしい。「降参する」「明け渡す」などの意味が。。。

大好きないしだ壱成、かっこいい。

ハゲを忘れていった瞬間である。


なんにせよ、気にすれば気になるのは世の常。
でも、気にしなければ気にならない。


もっと言えば、ポジティブに考えればどうでも良くなる。
これができるのは人にもよるが、私はできたのかもしれない。


いや、むしろ、「悩む」と一番それが髪に悪いと、ヘアカタログに書いてあった。もちろん、カラーページではなく、

モノクロ。

「悩む」



それに結びつく言葉は

「ストレス」

何よりもそれが一番悪い。


髪だけではなく、全てに関する。

ストレスはためたらだめだ。


ポジティブに考えること、ストレスをためないこと。
みんなそうしたいのは分かっていてもそう簡単にはできないかもしれません。

でも、少し飛び出せば(ここが一番大事)いけるんかなと思います。


ハゲてもいいや。毛いーや。
そんなことが今につながったのかも。




今年、38歳になる私ですが、未だ、ハゲてない(つもり)。

当時から考えたら、とっくに散らかしていたはずが当時から変わってない(はず)。


なんでも気にしないこと、前向きに考えること。
それが一番だったのかと、今生活する全ての面で思うこと。


無理矢理ではあるけれど、それが大事。

そう思い、日々生きてます。


以上






と、まとめたいところではあるが、最後に。




最近思ったポジティブなこと。




あ!



え!?




もしかして!!!



いや、そうやわ。
絶対そうや。




あの時、あれやったから。
あれ、やったから今があるんちゃうん!






育毛。




育毛トニック。

あれしたから、今日の毛根生きてんちゃうん!!!!

あの時、やって良かったんだ‼︎

そんなポジティブシンキング、



当時使った育毛トニック。






その名を
『success』
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Author:かずまっち
鉄工所の2代目である作者『かずまっち』が日々の業務内容などなど、赤裸々に書いています。

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