[PR] 解析

サクセスストーリー 前編

いつの時代も色んな場面で決まり事、約束事があり、それを守る事に全力を尽くす。

しかしながら、それに従う事を嫌い、反発する事もある意味ではいい経験なのかもしれない。


中学校時代、男子は坊主とはもう随分昔の話。
私の中学時代は3年間坊主。

3年どころじゃない。今思えば小学校一年生から坊主な事を思い出す。

自宅にてバリカンで坊主にしてくれるのは母親の仕事。

男兄弟3人の散髪代も家でする事でかなりの節約になったと思われる。


そんな坊主時代も中学3年の後半にはもうすぐ長髪にできるという喜びが芽生えてくる。

それと同時に、数ヶ月後にスタートする長髪生活を円滑に進めるため、約束事を少し破る行動に出る。


お世辞にも良いとは言えない少し伸びた坊主のサイドをハサミで少しではあるが切る事を覚えたのだ。

それは当時一緒に行動していた友達から学んだ事であった。

少し切る事で坊主が坊主に見えなくなるもんだと。

約束事を少しではあるけれど破る事で、得たものは何かしらあったように思う。



そんな中学時代を終え、いよいよ長髪時代へ突入。
高校生活が始まり、とにかく髪を伸ばした。


2つ上の兄がセンターで分けたサラサラヘアーで、同じ高校にいた事もあり、
当時、全く知らない女子の先輩が突然やって来て


『えー田畑くんの弟さん??全然似てないなー』

そのリアクションは何処かガッカリしたもので、誰か分からない女子にいきなり声をかけられ
そんなリアクションを取られたらこっちも良い気はしない。
それが何件んもあるならなおさらだ。


そんな事もあり、まず選んだ髪型はセンター分けであった。
兄貴の真似と思うが、坊主時代から解放され、小学校一年生から髪を伸ばした事がなかった事がこの選択に至ったと思う。




髪が伸びるにつれて、整髪料も変わってくる。
最初は髪を立たせるためにハードなジェル。
またハードムース。
それをキープするのにハードスプレー。

髪が伸びればさほどつける物もなく、ナチュラルに。


学校祭が行われる9月にはすっかり伸びた髪をかきあげるほどに。







しかし、数年ぶりに伸びた髪、鏡の前にたち、セットをするが、兄貴のようにならない。

サラサラヘアーとは言えず、若干くせ毛があるのにも気づいた瞬間であった。




そんなある日、なぜかトップの長さが気になり、おかんの嫁入り道具である三面鏡の前に座り、
ハサミで

「チョキン」


ここも、


「チョキン」



「チョキン」

「ヂョョキン」


あれ?



今のおかしくなかった?
と感じた時には遅く、変な髪型になってしまっていた。


うわーこれは見せられんぞ、セットもできんぞ、困ったぞ、、、、




よし、散髪いこ!




短く切りすぎた部分に合わせて少し全体を切ってもらいに次の日に行きつけの散髪屋へ。




お店の人が

「あれーこれ自分で切ったやろー変なことなってるでー」


と、プロの目に留まれば一目瞭然の変な髪の並び・・・・



「あ、わかります??」
なんて苦笑いしながら。。。


「これに合わせて整えるでー」
の声に


「あ、、はい」


せっかく伸びた髪を切られる悲しみと、自分への怒り。

髪は伸びる、次回はセンターわけじゃなく、また違った形で伸ばせばいいか。

と、言い聞かせ、苦手な散髪屋での時間を過ごした。


そんなこんなで気が付けば入学して7月半ばくらいの短さまで切られていた自分の髪型。


仕方ない。また伸ばしていくか・・・・・・

と、お店に3300円を払い、よくわからぬお店のカードにシールを貼ってもらい、お店をあとにした。




高校から比較的近くに位置していたお店なので、カバンは教室に置いていた。
そのカバンを取りに、教室に入ると、数名の生徒が放課後にもかかわらず、喋っていた。

そのうちの同じクラスの女子が

「えーどうしたん!?すごい短くなったやん、なんかあったん?」
と言ってきたので、、

「あーちょっとイメチェンで。。。」
なんて嘘を言ってカバンを持ち、またその女子がいる横を通過するとき


「田畑くん、髪」


ん?








「短い方がかっこいいで」









えーーーーーーーーーーーーーー!



まさかの事態に返答に困り

「はぁ。。」
とよくわからない返事をしてしまい、その場をあとにした。





ちょっとまて、今の言葉聞いたか??
短い方がいい?

うそだ、、、、絶対うそだ。。。

長いほうがいいはず、絶対いいはず。



と、思った。



次の日、久々にハードなジェルで前髪を中西圭三ばりに立たせていった。


教室に入るなり、昨日の女子と遭遇。



「やっぱり、その方がえーでー」


その言葉は決して好意を持っている言い方ではなく、世間一般に、あなたの顔立ちを考えるに、先日までのセンター分けよりは今の方がマシですよーーーーであった。




なんだか微妙な気持ちではあったが、この日以来、センター分けをするには至らないこととなったのだ。



そんな日々は半年以上続き、こまめに散髪屋で髪型が決まる程度の長さをキープしていた。






私の髪量は少ない方、髪質は猫っ毛なほうであり、ハードなジェルで中西圭三を保つのには結構なセットが必要とされた。

朝、洗面所での格闘、時にはハードなジェルとハードなムースを混ぜ合わせ、塗りたくり、ドライヤーで固めてからのハードスプレー。


失敗すれば全て洗い流し一からセットするのであった。




ある日。


いつもなら、時間がかかるセットがその日は随分と早くできた気がする。

時計をみる。

明らかにいつもより早い。

使っているものは同じ、なのにセットが早く決まる。。。。







あ、そういえば。。。






昨日、シャンプー切れてて、どう見てもおかんが水を足したであろうシャバシャバなシャンプーで頭を洗ったので
ハードなスプレーがきちんと落ちていなかったのかも。と昨夜のバスタイムの出来事を思い出す。




!!




そうか!その手があったか!
と、その日以来、なんとなく整髪料を残し気味を頭に入れて洗髪することにした。



それが大正解!!!


次の日から今まで立たなかった髪がグイグイ立つ!!!



おーーーーーーーー!

こりゃ楽だ、これで行こう以降。


と中西圭三スタイルを簡単にセットする「術」を身につけたのだ。





後編へつづく



スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

プロフィール

かずまっち

Author:かずまっち
鉄工所の2代目である作者『かずまっち』が日々の業務内容などなど、赤裸々に書いています。

最新記事
最新コメント
ジャンル~♪
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる