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『おっちゃん!!!おっちゃん!!!』

2015.06.14 23:28|向上
タイトルの通り。

先日の午後3時位にグラインダで作業中の事。

『ギュイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン』

の削り音の響く中に何か別の音が混ざっている気がした。

が、作業は続く。

色んな角度で削るから『ギュワーーン、ギュワ―――ン、ギュン―――――――――』

の中にまたしても何かが聞こえている気がし、それに何か視線を感じる気がして

パッと横を見ると3人いた中学生の一人が


『おっちゃん!!!おっちゃん!!』
と私に呼びかけていた。

グラインダを止め、『お?お帰り~』と

声をかけたがグラインダの音が止むあたりで一言。

『この子の自転車直してや!』

と言ってきた。

『?どうしたんだ?』と聞くと、帰る最中に溝に落ちてハンドルが回らないと。

かろうじて力を入れると回るハンドル。
中学生には少々動かすには難しい重さに。

そこにたまたま荷物を運んできたヤマト運輸のドライバーがうちに荷物をおろして一緒に見ることに。
この運転手は中学の同級生だ。

どれどれと、見てみるに目立った外傷もないように見えるが、ハンドルは重い。
かがんでみてみると隣の正常な自転車と比べるとステムからタイヤ取付のフレームがあきらかに曲がっていて、
そこが原因だと気付いた。

ヤマトの同級生とこれ引っ張ったらどうにかなるかなといい、二人で引っ張るがやはり人間の力では無理。

自転車固定して、レバーブロックで引っ張ることに。

工場の柱に自転車をベルトスリングで固定し、こっち前向き引っ張ればいいと思ったがレバーをかけるところがない。

と思った時に目に入ったヤマトのトラック。
『まこちゃん、ちょっと前車出して』 と同級生に。

『お』と返事したまこちゃんが少し前に移動。

後部のフックにレバーを掛け、引っ張る時に自転車の横からまこちゃんがステムをにらんでくれた。

もう少し、もう少しと言いながら。

そこに先ほど近所に散歩から帰ってきたカミさんが出てきて手にはおぼんにのせたお茶が。

『これ飲みんせ~』と中学生に飲ませていた。

差し出されたお茶を飲み干す中学生たち、ちょうどその日は暑かったから、休憩にと思い持ってきてくれたみたい。

こちらではレバーの操作は続いていて、

まこちゃんが『OK!』といったところでレバーを緩め、いざ、ハンドル操作。

先ほどとは違い、明らかに元通りの操作性を取り戻したハンドルをその持ち主の子に握らせ

『大丈夫です』と確認してもらった。


鉄工所だから直せると思ってくれたのか、私を知っているから声をかけてくれたのか、どっちにしても嬉しいことだ。

『もうこけるなよ!』と声をかけたら

『ありがとうございました』


と中学生は帰っていった。


次の日の朝、その子のおばあちゃんが来てたみたいで、私は不在だったので会っていないが
お孫さんからその話を聞いてお礼を言いに来なったみたいである。

その日の夕方、そのお父さんからの電話。
『昨日なんか助けてもらったみたいで、ありがとう』と。

そして、また次の日。
夕方、工場で作業しているとこけた中学生がうちの前に停まり、

『この前はありがとうございました』
と声をかけてくれた。

『気を付けて帰れよ~』
と、また声を掛け、帰る中学生を見つめて思ったこと。

嬉しかったことは、一番照れくさい時期の中学生が地域のおっさんに気軽に声をかけてくれたこと。

感心したことは、それを家の方に今日、鉄工所のおっちゃんに自転車直してもらったんだって伝えていたこと。

黙っていれば、わからない事をきちんと説明していたことに、感心しました。

きっと、いつも前を通っている中学生たち、誰もがそれをできる気がします。


小さな事と思うかもしれませんが、私は大きなことだと思います。

そんな地域だと思っています。



そんな、この地域が、私は大好きです。





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かずまっち

Author:かずまっち
鉄工所の2代目である作者『かずまっち』が日々の業務内容などなど、赤裸々に書いています。

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